燃費マネージャー  Q&A FCM-2000  

Q1.例えばFCM−2000 T2(トヨタ用)を日産車に
   接続しても大丈夫でしょうか?

A1.国際規格(J1962)コネクタは、世界共通規格とされていますが、
   現時点ではコネクタ形状が共通化されているだけで、
   使用している端子の位置や通信方法は各自動車メーカーごとにまちまちです。
   他メーカー用の物を誤ってクルマに接続することは危険ですので
   絶対におやめ下さい。
   なお、識別するにはFCM本体裏側のメーカー識別シールをご覧ください。
   また、接続コードには必ず識別用のリングが付いておりますので
   そのリングでご確認下さい。

 

Q2.補正作業はどの程度走った時点で行うのが適当なのでしょうか?

A2.なるべく多く燃料を使った時点で補正を行うのがベストです。
  FCMには実際の給油量を入力しますので、なるべく多くの燃料を使ってから
  燃料使用量(積算燃料)を入力する方が精度が上がります。
  同様の理由により、あまり短い距離で補正を掛けますと走行距離(積算距離)の
  精度が上がらない可能性がありますのでお気をつけ下さい。
  燃料は最低でもタンク半分以上、距離は200〜300Km程度走ってから補正を
  掛けることをお奨めいたします。

  補正回数に関しては、正しい補正作業を行っていただければ実際には1回で
  十分な精度が出ます。誤った方法で4回、5回行ったとしても
  精度が向上する訳ではございませんのでご注意下さい。

 

Q3.何度か補正作業をしていますが、なかなか精度が
   安定しないのですが・・・

A3.考えられる理由が3つあります。
  1.…毎回走行パターンが大きく異なっている場合。
     峠道やサーキットで全開走行をされますと誤差が大きくなる場合があります。
     極端な渋滞路を長時間走行した場合もその状態で補正を掛けると誤差が
     大きくなる場合があります。

  2.…給油時の満タンのレベルが毎回違っている場合。
     給油時のスタンド担当者によって、どこまで入れた時点で給油を
     ストップするかが違うことにより燃料使用量の誤差が毎回出てしまいます。
     厳密に補正したい場合には、毎回給油の時に
     「ギリギリまで入れてください」と頼むか、又は毎回セルフスタンドを利用し
     ご自分でお入れになることをお奨めいたします。

  3.…比較的短距離、又は少ない燃料使用量で補正作業をしている場合です。
     A2.でご説明した理由により誤差が大きくなる可能性があります。

注…FCM−2000 N2(日産 国際規格コネクタ用)では、
   エンジンコントロール・コンピュータから通知される車速が2Km/h単位の
   場合がありますので、これに該当する車種の場合は
   超低速(おおよそ7〜8Km/h以下)で長時間走行されると、距離の係数が
   正確に補正されていた場合でも積算距離の累積誤差が大きくなる場合が
   あります。これは測定原理上避けられない誤差ですので御了承下さい。
   よって、補正作業を行う場合はなるべく渋滞路を避けて走行する事を
   お奨めします。 万一、渋滞路又は超低速で長時間走行して補正作業を行った
   場合は、高速走行時などにクルマのトリップメーターに比べて
   FCMの積算距離が進みすぎる現象が起こります。

 

Q4.補正作業は完了しているのに、走行中、
   8×.×Km/Lとか99.9Km/Lなどの信じられない瞬間燃費が
   表示される時があるのですが・・・

A4.燃費は1リットルの燃料でどれだけの距離を走れるかを表しています。
   アクセルを少し戻しているときや、完全にエンジンブレーキが掛かっているとき
   などは、インジェクターからの燃料噴射が少なくなっていたり完全に停止している
   のでこのような数値が表示されます。仮に走行中にもかかわらず完全に
   燃料噴射が停止している状態(下り坂など)では、ガソリンを全く使っていない
   状態で走行距離だけ伸びていますから、燃費の数字は無限大となります。
   99.9Km/Lと表示されている時はこの状態なのです。
   この時、実際には燃費としては無限大ですが、FCM内部で走行距離はそのまま
   カウントされており、また燃料使用量は加算されていませんのでそれぞれの
   積算値には影響ありません。よって平均燃費も正確な状態が保たれています。

 

Q5.補正作業は完了しているが、FCMで表示される車速は
   補正が反映された結果の数字ですか?

A5.FCMで表示される車速は、エンジンコントロール・コンピュータが把握している
   数値をそのまま表示していますので、厳密に補正された数値ではありません。
   ただし、一般的にはアナログ(針式)のスピードメーターで表示されている車速
   よりも、実際の車速に近い数値となっています。
   例えばクルマのスピードメーターが120Km/hを示している時でも、
   FCMで表示される車速は110Km/hかそれ以下となっており実際の車速も
   この数字に近いものとなっているのが普通です。また、言い方を変えると、
   FCMで表示される車速は補正の影響を受けませんので、
   全く補正を行っていない状態でもほぼ実車速に近い数値が表示されています。

 

Q6.暗証番号を忘れてしまったのですが・・・

A6.弊社にお送りいただく以外、解除する方法はございません。
   その際、内部のデータは消失いたします。FCM内部の補正係数は簡単な操作で
   表示することが出来ますので、補正作業が完了して一定の精度が確保できた
   段階でメモされておくことをお奨めいたします。
   こうしておくことにより、何らかの理由で本体を交換したり、リセットすることに
   なっても、補正係数を直接入力してすぐに今までと同じ精度で
   お使いいただくことが出来ます。

 

Q7.自分が乗っているクルマのメーカーに対応したFCM−2000は
   まだ発売されていないようですが、自分のクルマではいつ使えるように
   なるのでしょうか?

A7.未対応メーカーへの対応につきましては順次行っていく予定ですが、
   対応時期の具体的な予定につきましてはお答え致しかねますので
   ご了承下さい。
   発売開始の1ヶ月〜2週間くらい前になりましたら、
   新聞・雑誌・弊社ウェブサイト等で告知していく予定です。
   なお、本回答は全ての自動車メーカーへの対応を保証するものでは
   ございませんのでご了承下さい。

 

Q8.FCM−2000に付属していた本体取付用の耐熱仕様ベルクロテープ
   だけを購入することは出来ませんか?

A8.弊社ウェブサイトでの通販、または弊社に直接お電話いただければ単品でも
   お買い求めいただけます。ホームセンター等で販売されているものと違い、
   テープ部分に高温度対応品を採用していますので真夏の室内で
   お使いいただいても大丈夫です。



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